「死ぬこと以外かすり傷」て言葉。社会人になると恋愛も結婚も出来なくなるけどな。
新社会人になった時に恋人がいない状態だったとする。
で何年かしばらく経つと割と絶望することがある。
社会人になったら新しい出会いとか全然なくね?
気楽な出会いとか友達からの紹介とかそれを深める時間とか交友全然ないじゃん。
学生時代って本当に天国みたいな時間だったんだなあ、あんなに周りに男女がたくさんいて仲間になろうという雰囲気があって当たり前と思っていたあれは特別な時間でもう無いんだなあと。
その学生時代にしておくべきことが学校の勉強以外にも結構あったなあ、やり残してきてしまったなあ、と。
学生時代で陰キャ気取ってないで自分から学校の勉強以外にもその年頃なりの友人関係や恋愛のお勉強してスキルが出来てないと、、、スキルというか結果と実績を経験をしてないと社会人になってマジで詰むんじゃないか、と。
学生時代に真剣に恋人作ってなかった、自ら積極的に動いてなかったってこと一つでも詰んでるかも。
と思える。
社会人になって会社と家の往復のみ、家帰ったらご飯食べて風呂入って排泄して寝るのみ。
もちろん空いた時間に一応楽しいようなことをしたり見たりするし休日にもそんなようなこともする。
会社でも同僚とそれなりに親しげなお喋りもするし仕事以外のこともはなしたりする。
でもどこかうすら寒い。
全部暇潰しでやってるだけな感覚。
空いた時間にやっていることが、好きに出来る時間は学生時代より少ないのに充実してる感覚がない。
学生時代にとてつもないやり残しをしてきたような気になる。
でももうあんなに自由で何でも出来た時期には戻れない。
なーんて、思ってた時期が私にもありました。
人間これヤバイんじゃないかと思う時間が続くとそれなりに行動起こしますね。
何かやりがいはないかと探し始めたり、それでずっと何もしなければ体やメンタルが反応して病気になったり。
社会人になってからもずっと順風満帆、絶望したことも不安になったことも一度もないわなんて人はいないと思う。
なんやかんやでみんな何かの不安や絶望を持ちながら解決したりしてなかったりの状態で生きている。
人間がいいのはある程度の不安や絶望があってもそれがいずれ占める割合が減って消えはしなくても普通になる。
慣れるってこと、大人になる。
わが人生一片の不安もなし!で生ききる人なんて誰もいない。
自分が順調でも家族や大事な人を先に失くしたりその事に何か後悔を残したり、人間関係であの人とはこのまま一生会わないのかも、なんてことが消えはしないけど心に占める%が下がってきて、普段は忘れていたりするようになる。
若い頃は気になった細かいことに理解力が出来てどうでもよくなったり丸くなったりする。
死なない限り大概の人間は何らかのすったもんだや苦い経験があってそれでも必ず大人になっていく。
まだ完璧じゃない大人に。
死ぬこと以外かすり傷って箕輪さんの本売れてたな。
完璧じゃない何かが途中の状態でみんな死んでいくんだろうなあと思う。